「私にも制服を準備してもらって
ありがとうございました。」


二人は私をちらっと見て
視線を真冬に移した。


伯父が
「小学校の時は、勉強がよくできた
ようだが、中学は努力しなければ
学力はさがる。
自分のために勉強はしなさい。
必要なものは、ミツさんに言って
そろえてもらいなさい。」
と久々に長く話した。


「はい。」
私は短く返事をして
二人に頭をさげた。


真冬の制服は赤いチェックの大きな
リボンにグレーのブレザー
そしてリボンとおそろいの
スカートがとてもかわいかった。

くるくる回って見せる


「あ~~~トモくんに見せたいな~
トモくんのとこ行ってみようよ~」
そう言った。