その夜悲しくて泣いた。

孤独感に押しつぶされそうだった。

私の小さなココロは
ズタズタだった・・・・・

私と同じ年の真冬が幸せそうに
笑っているのが
一番辛かった。


私と両親で過ごしてきた
幸せな日々と重なる・・・・・
どうして・・・・・
私をおいて行ったの?
こんなに一人でいることが辛いなら
三人で崖から飛び降りた方が
絶対幸せだったのに・・・

「バカ、パパ
バカ、ママ・・・・・」


ここで生きて行く
孤独と哀しみ・・・・

それでも私は
生きて行かなければいけない


真っ白な心を汚さないように
母と約束したあの言葉が
今は胸に響く

小学二年の春・・・・

私のもう一つの大柴家での
生活が始まった。