食器洗いの中の食器を片づけた。


ミツは米をといだ。

「この仕事も雪湖ちゃんが
慣れてきたらやってもらうから
おぼえておきなさいね。」


私はミツの手をじっとみていた。


私がやるんだ・・・・
どうして・・・・

「あなたが慣れたら
私も少し早く帰りたいから
後片付けを覚えてね。」


そうしてる間も
次々とお風呂のいい香りのする
美春と千秋が出てきて


「ジュースちょうだい。」
と言った。

「ほら、ジュース
あなたはそういう仕事もするのよ。」

冷蔵庫を開けた。

「旦那様はビールね、
奥様は麦茶、美春さんはコーラー
千秋さんはオレンジ、真冬さんは
コーヒー牛乳ね。」


私はソファーでテレビを見る
二人にジュースを運んだ。