~Snow White~『一巻』

「雪湖ちゃんには、学校があるから
学校が終わって、次の日の勉強や
授業の用意が終わった頃
5時くらいから私の手伝いをしてもらうから。」


「手伝い?」


「そうよ。
学校に行かせてもらって
ここに住ませてもらうんだから
働くのがあたりまえです。」
ミツの鼻の穴が大きくなった。


「夕飯の支度と私が帰った
7時から9時半までの間
家の方がたに言われたことを
するのが仕事。
9時になったら下の階のお風呂の
一番最後に入って
体を洗いながらお湯を抜いて
お掃除をする。
それであなたの仕事は終わり・・・・
土日は私たちはお休みで
家族の方々だけで過ごすことに
なってるから
そこらへんで言われたように
お手伝いするのよ。」


私の頭はパニックだった。


働く?
何それ?


私はここに何をしに来たんだろう・・・・