「雪湖ちゃんがこれから
この庭の手入れをしてくれるかな?」
「え?」
「ここに住むかい?」
稔を振り返った・・・・・
「雪湖ちゃんに手入れしてもらいたいって
言ってるよ・・・・
白いバラも・・・・・
家も・・・・
それから…利香も………」
「利香?」
「僕はね……
利香の兄なんだよ……」
時間が一瞬とまった・・・・・
「大槻 利香 は
僕の死んだ妹だよ………
大事な、大切な妹……愛しい女性だった。」
稔は優しいまなざしで私を見た。
「きみとは遥か昔一度だけ
この庭で会ったことがあった。
今のような愛くるしい笑みで僕を
癒してくれた………」
時が巻き戻って行く・・・・・・
母が恋した時代へ・・・・
こじれた運命の扉が開かれていく………
~E N D~
2009・12・22
『後編』に続く・・・・
この庭の手入れをしてくれるかな?」
「え?」
「ここに住むかい?」
稔を振り返った・・・・・
「雪湖ちゃんに手入れしてもらいたいって
言ってるよ・・・・
白いバラも・・・・・
家も・・・・
それから…利香も………」
「利香?」
「僕はね……
利香の兄なんだよ……」
時間が一瞬とまった・・・・・
「大槻 利香 は
僕の死んだ妹だよ………
大事な、大切な妹……愛しい女性だった。」
稔は優しいまなざしで私を見た。
「きみとは遥か昔一度だけ
この庭で会ったことがあった。
今のような愛くるしい笑みで僕を
癒してくれた………」
時が巻き戻って行く・・・・・・
母が恋した時代へ・・・・
こじれた運命の扉が開かれていく………
~E N D~
2009・12・22
『後編』に続く・・・・


