「美春ちゃんが連れて行ったんでしょ?
おとうさま発狂していた。
三原の口車に乗って
雪湖を連れて行ったって。」
「お見通しね~」
「どこにいるの?」
「三原がかくまってるわ。」
「もうそのまま私たちの前に
現れないようにしてよ。
三原さんに言ってよ。」
「私にも雪湖が何の事情が
あるのかわからないわ。」
「おかあさまが倒れたわ。
うちはもう
めちゃめちゃだよ。
なんで・・・・こんなことに
なっちゃったんだろう。
誰が悪いの?
雪湖?
おとうさま?
トモくん?
私たち?」
千秋の嗚咽がまた聞こえた。
「三原さんにたのんでね、
雪湖をどこかに隠してって。」
おとうさま発狂していた。
三原の口車に乗って
雪湖を連れて行ったって。」
「お見通しね~」
「どこにいるの?」
「三原がかくまってるわ。」
「もうそのまま私たちの前に
現れないようにしてよ。
三原さんに言ってよ。」
「私にも雪湖が何の事情が
あるのかわからないわ。」
「おかあさまが倒れたわ。
うちはもう
めちゃめちゃだよ。
なんで・・・・こんなことに
なっちゃったんだろう。
誰が悪いの?
雪湖?
おとうさま?
トモくん?
私たち?」
千秋の嗚咽がまた聞こえた。
「三原さんにたのんでね、
雪湖をどこかに隠してって。」


