「だけど、今回どうして
大槻がひいたのかが
謎ですよね、社長はどう思いますか?」


智久が赤い顔で尋ねる。



「やっぱり地元の企業には
敵わないそう思ったんだろう。
あくまでもあっちは
東京本社で札幌は支店だからな。
それに今回は、よくやってくれた。
こっちの社員の方が優れていた。
いくら三原がいたって
サポートする社員がいなけりゃ
宝の持ち腐れだからな。」

伯父はそう言って
伯母にビールを催促して
みなを笑わせた。



「いらっしゃいませ。」
千秋と真冬が挨拶しに来た。


「俺の姪っ子・・・・
社長の娘の二女の千秋
三女の真冬。」

智久が立ちあがって
紹介した。


「美人姉妹ですね、社長じゃなくて
奥さまによく似てる~」
大爆笑だった。