「俺、大きくなったら
おまえに会いに行くから。
そして俺がまた
おまえをまもってやる。」


恭吾がそう言って
お気に入りの消しゴムをくれた。

「ありがと。
恭吾は最初大嫌いだったけど
かーしゃんに
甘えさせてくれてうれしかった。」


「かーしゃんくらい
いつでもいいよ。」


「ラーメン美味しかった。
いつか大きくなって一人で
来られるようになったら
絶対食べに来るね。」


「明日いくんだろ?
札幌・・・・・。」


「うん、札幌って遠いのかな?」


「車で三時間ってとうさんが
言ってたから、近いんだぞ。」


「私もずっとまえ買い物に行った。
車の中で寝てたから
全然覚えてないけど。」


「頑張れよ」
恭吾と握手した・・・・・。


友達・・・・ありがと・・・