「友達?そんなにキレイにオシャレして?」


「だってクリスマスだし
プレゼントだって。」


「誰から?
雪湖にそんなサンタがいるのか?」


「いるよ。
トモだけじゃないもん。」
嫉妬が言わなくていいことを
いってしまう。


「何怒ってる?
華のこと?」


「華だって・・・」



「まさかあそこに雪湖を
つれていけないだろう?」


それはそうだけど・・・・・


「あの人キレイな人だよね。
トモのこと好きだよ、きっと。」



「彼女の振りしてもらったんだ。
真冬のことなんとか
しないとさ・・・・」

智久は私の帽子の雪を
優しく払ってくれた。