~Snow White~『一巻』

家では一生懸命働いた。
彼が見ていてくれると思えば仕事は
楽しくなる。


なんでだろう

気持ち次第で
人間なんてどうでも変われる・・・・


そんな簡単なものなのかな・・・・


きっと二人っきりになったら
智久がほめてくれるから


日曜日のことで頭がいっぱいだった。


「トモくん、日曜、誰と会うの?」
真冬が言った。


「友達って言っただろ?」
パソコンに向かってる智久の
背中から抱きついた。


「おまえ、もう赤ちゃんじゃないんだから
そんなにひっつくな。キモイぞ。」

私の心もメラメラしてる。


「いいじゃん~絶対はなれないし~」


「うざいな…ねえさん、なんとか
言ってや。」
迷惑そうに智久が拒否した。