~Snow White~『一巻』

私がジュースを飲んでいると
ワンピースを持ってきた。


「久しぶりだ!!」
私は抱きしめた。


「まだ着れるのか?」



「あ・・・・着れる・・・かな?」
急に不安になったが


智久が笑った。


「着れなかったら買ってやるよ。
ローンあるから安い奴でね。」


「着てみていい?」


「いいよ、向こうの部屋で着ておいで。」


玄関のとなりのドアを
開けるとベットがあった。


どきどきした・・・・


制服を脱いで着替える。


よかった・・・・
着れた・・・・・


あの頃よりもっともっと
似合う私がそこにいた。