~Snow White~『一巻』

私が待ち合わせ場所について
地下鉄を三本待ったら
スーツ姿の智久を見つけた。


智久は笑顔でやってくる。
私だけに向ける笑顔がうれしい。
だれの目も怖がることはない・・・・。



「待ったか?」


「いいえ。すみません
忙しいのに・・・・・」


「いいよ、ちょうど外回りしてたし。
行こう、ついておいで。」


智久の後ろを歩いた。



「ここの駅って何かあるんですか?」
全然知らない場所だった。

智久は笑った。
外に出てスーパーによって
お菓子とジュースとカップ麺を買った。


駅から5分くらい歩いた
マンションの中に智久は入って行った。