「桜羽…」



「へっ?…ちょっ!待って!」



イチャイチャしてます



和沙と私…



と、言うか…



和沙が甘えてきているだけですが……



「待てない」



「きゃっ!」



完璧に和沙のペースだしっ!



友哉…



ふと浮かんだ友哉の名前



…そうだっ!!



「ね、和沙と友哉ってなんで友達なの?」



「どうでもイイだろ?」



「知りたいのっ!」



スルリと手が服の中から抜け出した



「…それはな……」



Side■和沙



いい感じだったのに…



俺は渋々と、桜羽の服の中から手を抜いた



俺と友哉な………



――――――――――


ツマらねぇ…



なんで、こんなうるさいこと…



好むんだ?



今は、体育祭の練習…



暑いし…



くだらない………



女子の視線がウザイ



…年下とか……まじありえない



俺は、1人体育館の裏に座り込んだ



俺は、勉強しに来てんの…



こんなの、時間の無駄だ………