朝は10時半に目が覚めた。



昨晩の酒も全く残っておらず、天気も快晴だ。



だが僕の心持ちは、天気や体調に相反して重い。


その狭さ故、絶対的安定感と安心感を誇っていたあのトイレが、「腸閉塞」もとい「トイレットペーパーの詰まり」で使用できなくなってしまったのだから。



いったい僕は、これからどうやってこの家で暮らしていけばいいのか・・・



そんなしょうもない事を考えながらゴロゴロしていると、11時少し前に昇も目を覚ました。



「おぉ〜いい天気ですなぁ〜。」



「僕の気持ちは全く晴れませぬ・・・」



「なにかありました?」



「トイレだよ!トイレ!」


「あぁ、どうなってました?」



「まだ見てない。」



「じゃぁ、見ましょ。」