プロローグ



どういう事…。なんで恭がこんな所に…。


「凛華。今日から優一君と一緒に暮らすのよ?仲良くね?」


私が起きてきたら玄関は段ボールでいっぱいだった。
そう、私の目の前に立っているのはスーパーモデルの恭だった。



「ねぇお母さん、何で恭がここに居るの?」



「恭じゃないわよ?本名 繭咲 優一君。
 優一君のお父さんが海外に出張だから家で一緒に暮らすのよ?」



暮らす…あぁ…一緒に暮らすのか…って一緒に暮らす!?


この私と優…一…だっけ?最悪だなぁ。


だって学校とかいったらもちろん追っかけとか付いてくるじゃん?



「これからよろしくね?凛華ちゃん?」


そう言って優一君は、キラッキラの笑顔を見せてくれた。






私、どうなるのかなぁ…。