「ただいまぁ~。って誰もいないか・・・っていうかあたし早く用意しないと
亜美ちゃんが来ちゃうよ~~!!」
あっっ!!亜美ちゃんっていうのは私の・・・・マネ-ジャ-?みたいな人で
椿 亜美ちゃんです。
会ってみればわかるけど、すっごくお嬢様でおとなしいんだけど
たまに「変」になっちゃうんです・・・。
まぁ、そんなことは良いとして今日は新しい所に店を出すということで
打ち合わせに行くんです・・・。
偉いさんばかりだから大人っぽい服が良いかなみたいな・・・。
自分で考えた結果・・・分かりませんでした。
「何一人でブツブツ言ってんだよ・・・気色ワリィ」
こんなこと言う人は一人しかいない。そう優一君だ。
いや・・・まてよ・・・そうだ!
こいつに選んでもらえばいいんじゃないかッ!!
「ねぇ、優一君、服選んでくれない?会議に行くんだけど・・・」
「しかたねぇなぁ・・・クローゼットどこだ?」
「あ、あそこ・・・」
そう言うと優一君はポイポイッと選んでくれた
「着たら出てこいよ。下で待ってる」
あいつが選んだ服は自分ではとっても思いつかないほど大人っぽい服だった
着てみてもやっぱりすごかった
まるで自分じゃないみたい・・・
「似合ってんじゃん・・・さっ行くぞ」
行くって・・・・・どこにぃぃぃぃぃ・・・・・・
「乗れ、行先は?」
「SALホテル・・・だけど・・・・」
「SALまで、そしてこいつのメイクお願い」
メイクってだれを?
って私か・・・って、わたしぃぃぃぃ・・・!?
「な、な、なんで私?メイクなんてしなくていいのに・・・」