「そうね、偶然か
それともイチ様のお導きかも。」
「イチ様ねぇ…」


俺は澄み渡った空を仰ぎ
呟いた。


「リア、俺ってどうやって召喚されたんだ?」
「召喚用魔方陣を書いたのよ。」
「そこ、連れてってくれないか?」
「良いけど、どうかしたの?」
「いや、見てみたいんだよ、俺がどこから来たのか。」


俺はそう呟くと、ゆっくりと歩き出した。