「何でやねん。
お前一人にさせれるか」と言って俺は現在、高原のマンションにいる。

高原の親達は別の所で住んでいて高原とは全く逢ってない。
家賃や光熱費等は払ってくれているらしいねんけど。

高原はベッドに横になり嫌々ながら体温計を計っている。

「お粥作るな」

「…いらん」

「食べな薬飲まれへんやろ」