絶対にワザとやってる。

「ちゃんと食べてます。
あなたよりは食生活してますけど!」

そのまま抱き着いてきた五十嵐との距離が近すぎる。
まだ馴れへんから俺の顔、今めちゃ赤いと思う。

「今晩作って」

「ええですけど。自分でも作れるようにしたらどうですか?」

「アホやなぁ~。自分で作っても何も面白味ないやんけ。
大ちゃんの御飯やから一番上手いねや」

そう言われると悪い気もしないけど…。

「まぁ…何食べたいですか?」

「ハンバーグが食べたいねん!勿論!チーズ乗せてや」

五十嵐先生は目をキラキラさせて俺に言ってきた。