『高原の隣が一番安心するから疲れが取れる』と言ってたけどほんまか嘘かは知らんけど。

そんなこと関係無く言うことを聞くのは、こいつに甘いわ。

「…高原」

さらにキツく抱き締められながら藤原が薄すく目を開く。

「ぶっさいくな顔をしてるで」

「男前の間違いや」

「何言うてんねん、自分で言うなや」

少し笑って「おやすみ」と言ってやる。

「おやすみ、大好きやで」

静かに眠りについた。




●end………?●