「何でそうなんの?莉子は、一緒に暮らしてきて、俺の何を見てきたの?
若い子って何?
仕事辞めるなって何?

ふざけんなよ!!」

「ふざけてなんか、ないわ!
それが、あなたの為なの!!
残りの荷物は、また取りに来るから…。」


荷物を持った莉子が、俺の前を通り過ぎようとした。


「…てよ。」


「さよなら…。」


「待てよ!!」


腕を掴んだ。


「痛っ!離して…。」




「結婚しよ!!」