ねぇ、莉子……。 そんなに難しい話しなのかなぁ…。 俺、莉子みたく頭良くないから分からないけど、好きだから一緒にいたいだけなのに…。 一人の帰り道は、とんでもなく寂しくて…。 『公平…。』 「莉子!?」 名前を呼んで、振り返った。 でも…俺の目に映ったのは、行き交う車だった。