「莉子……。
俺も付いて行くから病院に行こ?」


「公平…?」


「何が有っても、俺が莉子を支えるから…。ほら、早く。」

立ち上がって、莉子の腕を引っ張った。

「分かったわ…。
公平に、そこまで言われたら行くしかないわね…。」


「ほらほら。」


俺は、笑ってるしかなかった。


馬鹿だと思われるかも知れないけど、今の莉子を支えるのは俺しかいないと思ってる。


俺が、不安になる訳にはいかない…。


俺より、莉子の方が不安でいっぱいなんだから。


私様になれない位に…不安なんだ。