カチャカチャ…… ………カチャ。 「終わったぁ!!」 大きく背伸びした。 「一息入れたら?」 コトン。 デスクに置かれた、コーヒーの入ったマグカップ。 その上には、少し照れた顔の上川さんがいた。 「あっ…有難う。」 「出来たの?」 「あ、はい。」 「見せて?」 浅野先輩の椅子に腰かけて、俺のパソコンを覗き込んできた。