「ごめんなさい!!」 私は加藤彰を見つめ返した。 目が合うと彼の真面目さが伝わってくる。 「そっか…」 「ごめんね!!」 「まぁ俺は簡単には諦めねぇよ♪」 加藤彰は最高の笑顔を見せて私と逆の方向に走って行った。 やっぱりイケメンだなぁ…。 ちょっともったいなかったかも…。 「まぁ仕方ないね♪」 今流行りの歌を歌いながらそのまま真っ直ぐ家に帰った。