スキ時々キライ



携帯の画面を見ながらメールの内容を考える。

「ふーん」

春輝は少し拗ねた声で言った。

「焼きもち〜??」

私はにやけそうになる顔を必死で堪えた。

「別に…」

「じゃ今週、彰と遊びに行っても良い!?」

私は笑顔を崩さずに言う。春輝は眉間にしわを寄せて頬を膨らませた。

「駄目!!」

春輝は私の携帯を取り上げた。

「ふっ…」

春輝の必死な顔に思わず吹き出してしまった。