「見たでしょ??春は簡単に私の所に来るの…貴方を置いてね…」 クスクス笑う朱莉ちゃんを強く睨んで気にせず歩いた。 春輝が行ったのは過呼吸のためじゃん…。 私を置いて行ったんじゃない…。 春輝は私を置いて行かない…。 「逃げるの??」 「あんたに話しなんて無いし!!」 大袈裟に足音を立てて階段をおりた。 朱莉ちゃんはそれ以上何も言わなかった。