「春…苦しい…」 朱莉ちゃんがおもいっきり春輝に抱きついた。 「琴音!!」 「うん!!」 春輝の言葉で直ぐに体が動いた。 でも走れないの…。 朱莉ちゃんが嫌いなわけじゃなくて…。 多分だけど…。 朱莉ちゃん…仮病だよ。 春輝に抱きつきながら笑ってた。 私に向かってピースしてた。 過呼吸ってそんな余裕あるものなの!? 息がしずらくて辛いんじゃないの!?