昨日と同じように春輝と一緒に朱莉ちゃんの所に向かった。

昨日と違ったのは…。

「朱莉ちゃんが居ない…」
教室を端から端まで見ても居ない…。

「どこ行ったんだ…」

春輝も不思議そうに頭を傾げる。
朱莉ちゃんは登下校以外めったに教室から絶対に出ないらしい。

「あ!中原さんこれ朱莉ちゃんが渡してって…」

知らない女の子が手紙をくれた。

「ありがとう…」

何で私の事知ってんだろ…??
疑問に思ったけど降れずに手紙を受け取った。