朱莉ちゃんはゆっくり立ち上がると私の所に来た。 「何で春と居るの…??」 朱莉ちゃんは私を見上げながら冷たく言った。 彼氏が他の女と一緒に居るのに焦らず冷静な朱莉ちゃんが怖かった。 「彼女と一緒に居るのは普通だろ??」 春輝は私を隠すように前に立った。 春輝で朱莉ちゃんの姿が全く見えない。 「私も春の彼女でしょ!?」 朱莉ちゃんの声が大きくなっていく。 怒鳴るような声に変わっていく。