こんなギクシャクしたら、輝だって傷付く筈なのに。 普通に接する事ができない。 今まで……どう接してきたんだっけ。 それも思い出せないよ。 やっぱりこういう時は、人に話すのが1番なのかな。 あたしは輝を見ている楓に声をかけた。 「ねぇ?楓……」 「ん?」 「話……聞いてくれる?」 そう聞くと、楓は優しく微笑んだ。 「当たり前」 って、またあたしの頭を撫でた。