耀の手は温かくて。




あたしは心臓ドキドキだった。




ときめいてるあたしをよそに、3人はスタスタと歩き出す。




「最初何乗る?」




テンション高めの優雅がキョロキョロしながら、言う。




すると今まで黙っていた輝が口を開いた。




「やっぱ最初はお化け屋敷でしょ」




そう言って、輝はあたしを見下ろして意地悪な笑みを見せた。




こいつっ……。




Sだっ!!




あたしがお化け嫌いなの知ってるくせに!




あたしは輝を睨んだ。