【長編】好きって言って




「もうこれでいいや!」




やっと決まったのは、ピンクの花柄のワンピース。




その上から茶色のベストを羽織って。




軽くメイクして、玄関まで走って。




そんな騒ぎにリビングから顔出すママ。




「あら、芽衣。可愛い格好してどこ行くの?」



あたしは靴選びしながら答えた。



「耀達と遊園地行って来る」




決まった白のブーツを履いて家を飛び出した。




「行ってきまぁす」




勢いよく家を出ると、あたしはまた隣の家へと入った。




リビングの扉を開けて、中に入るとソファーに座ってテレビを見ている優雅。




「おっ早かったな」




そう言ってあたしを見た。



「うん。急いで来たから」



キョロキョロと耀と輝を探すと、その行動に気付いた優雅が口を開いた。




「あいつ等ならまだ2階だぞ」




そう言われたからあたしは、優雅と一緒にテレビを見る事にした。