『芽衣ちゃん?』 「はい?」 正座する足の上で手をギュッと握った。 『明日……デートしよっか』 「え?」 ……デート? デー……。 デートォ!!? 「え!?」 また携帯を落としそうになった。 すると耀は、しょぼんとした声で言う。 『……嫌?』 って……。 「いやいや!!……嫌じゃない!!」