『あ、芽衣?』 !!!? その声を聞いてあたしは目を見開いた。 『……芽衣?』 なっ、なななな何で。 どうして耀が電話!!? 何で耀から電話!!? びっくりして携帯を落としそうになったあたしはしっかり両手で携帯を持ち直して再び耳に携帯を当てた。 『芽衣い?』 「あ、はいっ」 あたしは正座をして、慌てて返事をした。 すると受話器越しに耀がクスッと笑った。 ……笑われちゃったよ。