俺は芽衣の涙を指で拭った。 そして目を伏せながら口を開く。 「俺は……今までいろんな女と遊んできた」 何も考えずに、俺を求める女を全て相手にした。 「うんっ……」 「俺は汚れてるんだ」 好きでもない女を相手して。 その女が本気になれば、捨てた。 心も……体も汚れた。 この汚れた心と体で、たくさんの女を傷つけた。 「う……っん」 だから芽衣を拒んだ。 でも……。