キーンコーンカーンコーン。 「あ……終わっちゃった」 すると、輝は立ち上がった。 ???? するとあたしを見下ろして口を開いた。 「もう授業この後ないし。荷物持ってくる」 「あ……りがと」 そう言うと、輝はフッと笑った。 ……っ。 その笑顔を見て、あたしは思わず俯いた。 すると、輝は何も言わずに保健室を出て行った。 何これ……。 胸が可笑しい。 ただ輝の笑顔を見ただけじゃん。