ちゅっ


「っ!?」


今キスした!?

私は慌てて藤宮くんから離れた。


「酒井先生、なに慌ててんの」

「な、なにっていきなり何すんの!?」

「別に初めてじゃないでしょ」

「はぁ!?そうゆうことじゃなくて!!」


信じらんない!!

どうなってんの…!?


「俺さぁアンタのこと前から知ってる」

「えっ…なんで!?」

「さぁー?なんででしょう?」

「ふざけないでよ!」


私は藤宮くんと距離をとりつつ
必死に頭の中で記憶を探った。

藤宮翔太…藤宮翔太…藤宮…

あーもう!分かんない!