スノードロップ―秘密の恋―





お互いシャワーを浴びて、朝ごはんを食べた。



「葵さん?今日もハローワーク行くの?」


「うん。そのつもりだけど……」


「じゃー駅まで一緒に行く?」


「いや、今日は少し遅めに行こうと思って……」


「そっか」



私は鞄から財布を取り出して、財布から5000円札を出した。


葵さんと同棲を始めてから、毎日、お金を置いて行くようになった。


1000円の時もあれば3000円や5000円の時もある。


葵さんは「そんなに必要ない」と言って、受け取ろうとしないけど、外でお昼を食べるかもしれないし、欲しいものもあるかもしれない。


だから最近は、お金を葵さんに渡さずに、テーブルの上に置いて行くようになっていた。