葵さんが私の上に覆いかぶさる。
そして、ゆっくりと私の中に入って来た。
「…………いっ……」
初めて感じる痛み。
味わったことのない痛み。
その痛みで顔が歪む。
目をギュッと閉じて、下唇を噛みしめる。
「雪来?痛い?」
「……だ、大丈夫……」
私の手に葵さんの手が重なり、指が絡まる。
そして、全て入った時、私の体に再び電流が流れたような感覚が襲い、体が弓のように反り返った。
目に涙があふれ、目尻を通って流れていく。
「雪来……ゴメン……痛かったな……」
「ううん……大丈夫……だよ……。葵さんと繋がって……嬉しくて……涙が出ちゃった……」
葵さんは私の体をギュッと強く抱きしめる。
「雪来……好きだよ……愛してるよ……」
そう何度も耳元で囁く葵さん。
その言葉だけで、体が溶けそうになる。
静かな部屋の中に、ベッドのきしむ音と、2人の激しい息遣いが響いていた――。



