封筒の中の白い紙を出す。
3つ折にされてる紙をゆっくり広げる。
少し手が震えてきた。
開いた紙を見た。
あっ…………。
「雪来?どうだった?」
心配そうな顔をして、葵さんが聞いてきた。
「うん……私の思った通り、やっぱダメだった……」
私は苦笑いの表情を浮かべてそう言った。
「そっか……。でもまたチャンスはあるから」
「うん。ありがとう……」
私は封筒と紙を重ねると、真っ二つに破いた。
そして、ゴミ箱に捨てた。
ゴミ箱の中の真っ二つに破かれた封筒と紙を見てると、涙が溢れて来た。
泣き顔を葵さんに見られたくなくて、私はそのままベランダに出た。



