「何で最初から諦めてんの?開けてみないとわかんないじゃん」 「そうだけど……」 ダメだと思ってても、不合格だったら悲しい。 でも、もし合格だったら……。 葵さんとの生活が終わってしまうかもしれない。 夢を選ぶのか、恋を選ぶのか……。 前の私だったら迷いなく夢を選ぶだろう。 でも今の私は…………。 「雪来?開けてみなよ」 「う、うん……」 私は封筒を手に取った。 封をしてある方を端からゆっくりと切っていく。 "ドキドキ――" 私の心臓は最高潮に達していた。