「ねぇ?葵さん?」
「ん?」
「今日、ハローワーク行ったんでしょ?何かいい仕事あった?」
「あー……」
葵さんのカレーを食べる手が止まった。
「なかなか……」
葵さんが苦笑いする。
「そっか……」
「ゴメンな。雪来に迷惑ばかりかけて……。早く仕事を見つけなきゃとは思ってるんだけど……」
「いいよいいよ。そんなに焦って探さなくても。ゆっくり見つければいいよ」
「でも……。雪来に生活費を出してもらって……」
「あぁ~……。生活のことは気にしなくていいからね」
「雪来……」
「さっ!食べよ?」
「…………うん」
私と葵さんは再びカレーを食べ始めた。
女に生活費を出してもらってるのって、男としてのプライドが傷付いちゃうのかなぁ?
でも私はそんなこと気にしないけど……。
やっぱり葵さんも気にしてるのかな?



