スノードロップ―秘密の恋―




道路から砂浜に行く階段を下りる。


雪で濡れて砂浜は走りにくく、何回もこけそうになった。


それでも何とか、砂浜に寝ている人の近くまで行くことが出来た。


恐る恐る近付いてみる。


息をしてるのかしてないのか……。


死んでるのか生きてるのか……。


全くわからない。


そっと近付いて行く。


恐怖心からか胸が痛いくらいドキドキしている。


寝ている人の顔を上から覗き込む。


ドキンッ――。


私の胸が大きく跳ね上がった。


死んでるのか生きてるのかわからなかった。


でも半分、死んでると勝手に思ってた。


だけど、浜辺に大の字で寝ていた人は目が開いていて、バッチリ目が合ってしまった。


気が緩むと倒れそうになる体を必死に倒れないように保っていた。