次の日――。
今日はバイトの日。
バイトの日は、早めに起きて、朝食の用意をして、テレビを見ながら朝ごはんを食べる。
トーストと目玉焼き。
いつもと変わらない朝食。
朝ごはんは変わらないけど、作る量が1人前から2人前に変わった。
小さなテーブルで、葵さんと向かい合って食べる。
「ゆっくり寝てて良かったんだよ?」
私はマーガリンを塗ったトーストを頬張りながら言った。
「居候の身だから……」
そう恥ずかしそうに言う葵さん。
そんなこと……気にしなくていいのに……。
「ねぇ?雪来?」
「ん?」
「この町にハローワークある?」
「ハローワーク?この町にはないけど……電車でひと駅行った隣町にはあるよ」
「そっか、ありがとう」
葵さんはそう言って、コーヒーを飲んだ。



