「手伝おっか?」
葵さんが隣に立つ。
「もう少しで終わるから、葵さんは座ってて?」
「いいからいいから、2人ですると早いだろ?俺、食器拭いていくね」
「ありがとう。じゃーこれで拭いてくれる?」
「あぁ、わかった」
葵さんは私の隣で、ふきんで食器を拭いていく。
微妙な距離。
「拭いたやつどこにしまったらいい?」
「ここに……」
私はキッチンの上の棚を開けた。
「了解」
葵さんは軽々と、上の棚に食器をしまっていく。
その姿を横目でチラチラ見る私。
私なんて椅子使わないと届かないのに……。
葵さんって背が高いんだ……。
こうして立ってると、頭2つ分くらい違う。



