スノードロップ―秘密の恋―





「それから……」



まだ何かあるの?



「敬語はやめよ?」



そう言えば……葵さんと出会ってから敬語で話してた。



「敬語使ってたら疲れない?だから敬語は使わなくていいよ」


「わかりました」


「ほら、また使った」



彼がクスッと笑う。



「あっ……」



私は思わず自分の口を手で押さえた。



「これから敬語を使ったら罰ゲームね」


「い、いいですよ」



私がそう言った時"パチン"と音がして、おでこに痛みが走った。



「いったーい!」



おでこを押さえながら葵さんを見ると、葵さんはクスクス笑ってる。



「罰ゲームのデコピン」


「う゛ぅ…………」



痛い……。



「ゴメンゴメン!でもそんなに痛くしてないよ?」


「でも!凄く痛かったで……」



あっ!


もう少しで"です"って言いそうになっちゃった。


危ない危ない。