彼がコーヒーが飲めるのかわからなかったから、無難に温かいお茶を出した。
「これ飲んだら少しは体が温まると思うので……」
「ありがとう」
彼がマグカップに入った、お茶を一口飲んだ。
と、同時に"キュルルルル――"って、可愛い音が聞こえた。
恥ずかしそうに下を向く彼。
ぷっ。
何か、可愛い……。
「お腹……空きました?たいしたもの作れないけど……良かったら一緒に朝ごはん食べます?」
「えっ?いいの?」
目をキラキラさせながら、こちらを見る彼。
「いいですよ。これから用意するんで待ってて下さいね」
「うん」
子供のように返事をすると、彼はお茶をすすった。
私はキッキンで朝食の用意をした。



