Rainbow Love Story [短編集]



「ちょっと待った!よく分かんないから説明して?」


師匠が、私の肩を押さえて、真っ直ぐ目を見て聞いてくる。

でも…


「…嫌ですっ」


師匠の真っ直ぐな瞳から視線を反らす。


「はぁ!?なんで!」


「だって…」


「だって?」


「言ってもしょうがないから…。」



そう言うと、師匠は大きくため息をついて、しゃがみこんでしまった。



「し…師匠っ?」



「はぁ…。だめだ。全っ然だめ。」



「え、なにが…」



私もしゃがんで、師匠と目線を合わせる。



「そんな理由じゃ、絶対辞めさせてあげないから!」



去るもの追わずで
有名な師匠が?

私の頭を、一瞬期待が過る。