次の日のお昼休み。
私は今、師匠から10メートルくらい離れた場所に座ってる。
なんで近くに
行かないのかって?
それは、師匠の隣に、私じゃないほかの人がいるから。
弟子として一緒に居させてもらってる身としては、師匠の交遊関係を邪魔しちゃいけない。
今までだって、そうだったのに。
いつも、遠くから見てればそれだけで良かったのに。
何で今はこんなにも、近くに行きたいって思っちゃうんだろう?
ずっと師匠を見ていたら、ほんの一瞬目が合って。
それだけで心臓はドキドキうるさいし。
さっきから私もお弁当を広げてるんだけど、胸が苦しくて食べれそうにない。
「―っ。」
それ以上その場にいることが出来なくて、急いでお弁当を片付けるとその場を離れた。

![うらはらっ! [短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.797/img/book/genre1.png)